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『浮気心』

『浮気心』(うわきごころ、Leichtes Blut)作品319は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲したポルカ。演奏されることは少ないが、よく知られている作品である。
『美しく青きドナウ』と同じ時期の1867年にウィーンで作曲されたが、もともとのタイトルは、「気楽な性分」や「高鳴る心」、「壮快な気分」であったり、さらに転じて「ウィーンっ子気質」といった意味で、決してネガティヴなイメージの「浮気」ではないようである。ところが、ウィーンとウィーンの人たちを心から愛したシュトラウス2世らしいタイトルも、日本では多少気を回し過ぎたような感じのある「浮気心」という訳になってしまった。
のちに作品は、創立以来毎週日曜日にシュトラウスの率いる管弦楽団が催していたウィーンのフォルクスガルデンでのプロムナード・コンサートで同年の3月17日に行われた。
調子の良いポルカ・シュネルというより、ギャロップに近いリズムで書かれた小気味の良い壮快な小曲である。
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